「大丈夫」と「結構」は、容易に使うと誤解を招きかねない
話す力・聞く力(10)
「こちらで進めてもよろしいでしょうか」→「大丈夫です」
「レジ袋は大丈夫ですか?」→「はい、大丈夫です」
どちらもよく耳にする会話ですが、「大丈夫」の意味は同じではありません。前者は「問題ありません」、後者は「不要です」。同じ言葉でも、場面によって指す内容が変わります。
日常では通じても、仕事では一度で話が終わらないことがあります。受け手が意図を読み取る必要が生じるからです。
今回は、便利だけれど、意味が曖昧になりやすい言葉について考えてみます。まずは、多くの人が無意識に使っている「大丈夫」から見ていきましょう。
■大丈夫の使い方
「大丈夫」は、本来「問題がない」「心配はいらない」という状態を表す言葉です。「彼に任せておけば大丈夫だ」「ケガは大丈夫ですか」のように、状態や安全を確かめる場面では自然に使われます。
一方、返事に使うと内容が定まりません。

















