著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「老化」との意外な関連…ワクチンは感染症を予防するだけじゃない?

公開日: 更新日:

 感染症の予防に用いられるワクチンですが、近年では生物学的な「老化」を遅らせる可能性も指摘されています。たとえば、帯状疱疹の予防に用いられるワクチンには、認知症心臓病など、加齢に関連した病気の発症リスクを低下させる可能性も報告されていました。

 帯状疱疹ワクチンが老化を遅らせる理由として、体内に潜伏するウイルスの活動が抑えられ、慢性的な炎症や免疫機能の乱れが改善されることで、加齢に関連した病気のリスクが低下するという仮説が有力視されています。そのような中、帯状疱疹ワクチンの接種と生物学的な老化の関連性を検討した研究論文が、米国老年学会が発刊している老化と生物学の専門誌に2026年1月20日付で掲載されました。

 米国で行われたこの研究では、70歳以上の男女3884人が分析対象となりました。研究参加者に対して実施された血液検査や身体測定に基づき、持続的な炎症、免疫機能、心臓や血管の健康状態、神経の変性状況、遺伝子レベルで老化を測る指標データなどから総合的な老化スコアが算出され、ワクチン接種との関連性が解析されています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 4

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  5. 5

    ベネズエラの剛腕マチャドが今オフ、オリックスとの契約満了で日米争奪戦に発展か

  1. 6

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  2. 7

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    白井球審への“侮辱行為”で退場した一部始終「何やおまえ、いい加減にしろよ!おまえも未熟なんだから…」

  5. 10

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も