「老化」との意外な関連…ワクチンは感染症を予防するだけじゃない?
感染症の予防に用いられるワクチンですが、近年では生物学的な「老化」を遅らせる可能性も指摘されています。たとえば、帯状疱疹の予防に用いられるワクチンには、認知症や心臓病など、加齢に関連した病気の発症リスクを低下させる可能性も報告されていました。
帯状疱疹ワクチンが老化を遅らせる理由として、体内に潜伏するウイルスの活動が抑えられ、慢性的な炎症や免疫機能の乱れが改善されることで、加齢に関連した病気のリスクが低下するという仮説が有力視されています。そのような中、帯状疱疹ワクチンの接種と生物学的な老化の関連性を検討した研究論文が、米国老年学会が発刊している老化と生物学の専門誌に2026年1月20日付で掲載されました。
米国で行われたこの研究では、70歳以上の男女3884人が分析対象となりました。研究参加者に対して実施された血液検査や身体測定に基づき、持続的な炎症、免疫機能、心臓や血管の健康状態、神経の変性状況、遺伝子レベルで老化を測る指標データなどから総合的な老化スコアが算出され、ワクチン接種との関連性が解析されています。


















