著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

公開日: 更新日:

 シンガー・ソングライターの山崎まさよし(51)が10月21日に茨城・水戸のホールで開催したコンサートで物議を醸した。

 約2時間半の公演中に8曲しか歌わず、ほとんどしゃべるだけ。「歌って」という客席のファンの声に「歌うのって、しんどいんですよ」と返したことで猛批判された。

 結局、その日のコンサートチケットは希望者には払い戻しとなっている。そもそも彼のコンサートツアーは10月9日に神奈川公演からスタートし、その公演では16曲とアンコール曲を歌ったそうだ。騒動後の11月2日の名古屋公演でも18曲を熱唱している。冒頭では「ご心配をおかけしました」と“お詫び”の挨拶までしたそうだ。

 この騒動とその後の批判を耳にして、僕が思ったのは「山崎まさよしさんよ、修行が足りんよなぁ」だった。彼がファンを掌握しきれていないことが問題の根本だろう。

 思い出すのは2018年の沢田研二(75)。病気でも事故でもないのにコンサート当日の、しかも公演直前にキャンセルして大騒ぎされた“事件”だ。「ファンに対し不誠実」と当時のマスコミはこぞって批判を展開したものだが、僕が取材した多くのファンからはなぜか文句が出てこない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋