“中年の星”となったトム・クルーズの「転換点」 62歳でパリ五輪閉会式ド派手アクション披露
パリ五輪の閉会式(現地時間11日)に米俳優トム・クルーズ(62)がサプライズ出演し、話題になっている。
主演映画「ミッション:インポッシブル」のイーサン・ハントさながらにスタジアムの屋根からワイヤアクションで一気にステージに降り立つと、スタジアムは大興奮。その後、五輪旗を受け取り、高々と掲げながらバイクに装着。そのままバイクで会場を後にするパフォーマンスを披露した。その後は映像で、飛行機に乗り込み、次回(2028年)開催地である米国ロサンゼルスに着くとスカイダイビングで着地し、五輪旗を持ち込む姿が映し出され、会場のボルテージは最高潮となった。
トムは今回の五輪で会場で競技を観戦する姿が目撃されており、閉会式に出演することが噂されていた。それにしても還暦過ぎにして、世界中から集まった大観衆を前に、ド派手なアクションを生で披露するとは驚きだ。映画批評家の前田有一氏はこう話す。
「ブレークした20代の頃は、その他大勢いるイケメンスターのひとりに過ぎなかった彼が、アクションスターとしてここまで長い間、活躍し続けるとは誰も思わなかったでしょうね。若くしてブレークした多くの俳優がそうであるように、彼もアカデミー賞を狙って演技派に転向して頑張ろうとしていた時期もあったようですが、決してうまくいったとは言えず、その後、割り切って、人々を映画で楽しませるエンターテインメントに徹しています。徹底して体を鍛え、年齢を感じさせない若々しさをキープし、高いプロ意識で映画業界を引っ張っていることはすごいことだと思います」