兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

公開日: 更新日:

 とはいえ、大半の報道は「SNSの拡大は危険」という見方で、同日の「ミヤネ屋」でも「SNSの法規制」に言及したタレントもいた。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、斎藤氏の選挙戦略をこう見る。

「斎藤陣営のSNSを見ていても積極的に拡散はしていません。斎藤支持者の間では、"お騒がせ"イメージの強い立花氏の応援を快く思っていない呟きも目立っていたほどです。SNSの影響をもたらしたのは、街頭演説を見た名もなき『勝手連』の拡散力と『アンチマスコミ』の存在でしょう」

 米大統領でトランプ大統領を支持した『Qアノン』に近いイメージだという。主に積年のマスコミの報道姿勢に不満を持った人々だ。

「だから勝手連の拡散する議論は、政策よりも、斎藤氏はパワハラしたのか、いじめられた側かの2択になっていました。メディア不信も影響しています。もちろんネットには、メディアが報じない真実もたくさんありますが、嘘も同じだけ混じっている。これからはテレビや新聞だけでなく、あらゆる媒体から個々が正しい情報を見極める時代になります。大手マスコミはSNSを信じて情報を得る人の心理も理解し、SNSの利点も称えて、共存を訴えればいいのですが『SNSにはファクトチェックがない』などと自分たちの正義を主張するあまり、視聴者や勝手連の人たちには『ほら、やっぱり都合のいいことしか報じない』と陰謀論にされてしまう。この流れは変わらないでしょう」(井上トシユキ氏)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積

  2. 2

    松任谷由実1989年の"稼ぎ"は1人でホリプロ&イザワオフィスを凌駕していた!紅白“特別企画”枠で出場

  3. 3

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  4. 4

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  5. 5

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  1. 6

    水森かおりが振り返る一番の窮地 デビュー3年目で宣告された「結果が出なかったら来年の契約はない」

  2. 7

    箱根駅伝中継所ドクターは全員が順大医学部OB…なぜか協力しない大学がウジャウジャ

  3. 8

    青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

  4. 9

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 10

    有吉弘行が紅白リハーサルでけん玉失敗…「もう年なのか眠りが浅いんで、夢の中で生きてます」