フジテレビ「芸能界との蜜月」は港社長に引き継がれ…87歳日枝久氏はなぜ引退しないのか?

公開日: 更新日:

■ライブドア買収騒動で芸能界の重鎮との関係は強固に

 日枝氏が芸能界との関係をさらに深めたと言われるのが、会長時代の2005年に起こったライブドアによるニッポン放送、フジテレビ買収騒動だという。
 
「当時、ライブドアの社長だったホリエモンこと堀江貴文氏は、フジテレビに影響力を持つ大手芸能プロのオーナーらを味方につけようと奔走したといいます。『夕やけニャンニャン』で放送作家として一躍、脚光を浴びた秋元康氏は当時、ライブドア子会社の取締役だったことから、堀江氏と芸能界の重鎮たちのパイプ役となった」と話す大手芸能プロ幹部はこう続ける。

「あるとき、堀江氏は芸能界の重鎮が飲んでいた銀座の高級クラブに赴いた。しかし、ジーパンにTシャツ姿で現れた堀江氏が銀座のドレスコードとはおよそかけ離れていたことから、重鎮の一人が堀江氏を追い返し、根回しは失敗に終わったといいます。芸能界の重鎮たちのほか、タモリをはじめフジと関係の深いタレントらは堀江氏ではなく、フジに味方したことで、日枝氏らは彼らに頭が上がらなくなったというのがもっぱらです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動