著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

1日10グラムのアーモンドがアルツハイマー病の抑制に好影響

公開日: 更新日:

 アルツハイマー型認知症(以下、アルツハイマー病)の治療に用いられる薬は、病状の進行を遅らせる程度の効果しか期待できません。ただし、植物由来のポリフェノールやフラボノイドなどの成分には、神経の保護作用が報告されており、アルツハイマー病の治療に応用できるのではないかと考えられてきました。 

 そのような中、認知機能に対するアーモンドの効果を検証した研究論文が、薬用植物に関する専門誌の2026年3/4月号に掲載されました。

 この研究では、認知機能に障害を有するアルツハイマー病患者60人(平均71.6歳)が対象となりました。

 被験者は、粉末状のアーモンドを1日10グラム摂取するグループ(アーモンド投与あり群)とアーモンドを摂取しないグループ(アーモンド投与なし群)にランダムに振り分けられ、認知機能の変化が比較されています。

 認知機能はMMSEとMoCAという2つの尺度で評価されました。いずれも0~30点で評価し、点数が低いほど障害が重度であることを意味します。

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