最後の晩餐をテーマにした小説7編「最後の晩餐」江國香織ほか著
「最後の晩餐」江國香織ほか著
審輔が逝って4カ月後、妻の桜子は長女の緑、次女の茜と、茜の娘、海杜(みと)とともに「最後の晩餐」という名の店を探しに出かけた。審輔がスマートフォンに、人生最後の一食に選びたいものを記録していたのだ。その店は長野の山奥にあるらしい。
「赤そばの里」へ行く途中にあるというので、まずは「赤そばの里」を目指す。
「赤そばの里」の駐車場に車を止め、下車して歩いていくと、赤蕎麦の花畑が一面に広がっていた。
あちこちの店で尋ねたが、誰も「最後の晩餐」という店を知らない。これは娘たちの策略だと、桜子は気づいた。(井上荒野「本当の話」)
「最後の晩餐」をテーマにした小説7編。 (角川春樹事務所 1870円)


















