「食品着色料」が糖尿病のリスクを高める? 38%有意に増加
食品着色料というのは、食べ物の見た目を良くするために使用される添加物のことです。有名なカラメル色素は、茶色い色を付ける目的で、清涼飲料水やインスタント食品、ソースなどに広く使用されています。
この食品着色料には、亜硝酸アンモニアカラメルなど人工のものと、カレーの黄色い色のもとであるクルクミンや、オレンジ色を付けるために使用されるβカロテンなど、天然成分のものがあります。近年、こうした食品着色料の長期の使用が慢性の病気のリスクを高めるのではないか、という指摘が見られるようになっています。
今年の糖尿病の専門誌に掲載された論文では、フランスにおける大規模な疫学研究の結果が報告されています。10万人を超える一般住民を中央値で8年観察したところ、食品着色料を添加物として多く摂取している人は、全体で糖尿病を発症するリスクが38%有意に増加していました。
興味深いことに、人工の着色料と同様、クルクミンやβカロテンなど、多くの天然の着色料の使用でも、同様のリスク増加が認められたのです。もちろん、野菜などから摂取するβカロテンでは、そうした悪影響は認められませんでした。
その原因はまだ不明ですが、食品添加物の使用は最小限にとどめた方が賢明であるようです。



















