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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

元レスラー小橋建太さんが検診をPR…腎臓がんは腹部エコー検査でたまたま見つかるのが8割

公開日: 更新日:

 元プロレスラーの小橋建太さん(59)が、生まれ故郷の京都府福知山市で行われたがん啓発イベントに出演。プロレスを交えた企画とともに、腎臓がんを克服された経験や検診の大切さなどを語り、盛り上がったことが報じられました。

 小橋さんにがんが見つかったのは2006年。毎年受けていた定期健康診断で腎臓の異常を指摘され、精密検査でステージ1と2の間の腎臓がんと判明。2つある腎臓のうち1つを摘出されたといいます。こうした経緯から小橋さんがイベントで語った「検診」とは、健康診断や人間ドックのことでしょう。

 健康診断や人間ドックでは、腹部に超音波を当てるエコー検査が行われます。肝臓やすい臓、胆のうなど消化器系を中心に内臓を広くチェックする検査です。その中で腎臓や膀胱など泌尿器系も調べるため、エコー検査の普及で症状を出さない早期の腎臓がんが見つかりやすくなっています。消化器系の病気で受診して受けたエコー検査でたまたま腎臓の異常を指摘されることも珍しくありません。

 健康診断やほかの病気の検査でたまたま見つかるがんは偶発がんと呼ばれますが、腎臓がんは今や全体の7~8割が偶発がんです。腎臓がんの早期発見には、人間ドックなどが役立つことは間違いありません。

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