食欲増進! 食べ物関連本特集(3)ガストは平成の“黒船”だ!「令和になっても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている」村瀬秀信著

公開日: 更新日:

 今年も猛暑、酷暑を通り越し、地獄のような暑さの夏が間もなくやってくる。暑いと食欲も減退し、それがさらに体力を奪うという悪循環に陥る。そこで、読めば食欲が増進する食べ物関連の本を紹介する。

  ◇  ◇  ◇

「令和になっても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている」村瀬秀信著

 20年、チェーン店に通い続け、そのありがたみに感謝しつつつづる食エッセーシリーズ第4弾。

 外食産業が爆発的に成長した平成の30年を最も象徴するチェーン店として、著者がその名をあげるのは「ガスト」だ。

 バブル崩壊後の混迷する外食産業界の荒波の中、低価格路線という旗印を掲げ、ドリンクバーなる最新鋭の大砲をぶっ放しながら、1992年、東京・小平に第1号店がオープン。それまでの価値観を一夜にして塗り替えた美しき破壊者を、著者は平成の黒船と称える。当初のメニューとその味を振り返り、初めて遭遇したドリンクバーや呼び出しベルの衝撃を伝える。

 以降、「ひとり焼き肉」で快進撃の「焼肉ライク」をはじめ、「焼き魚のファストフード」をうたう「しんぱち食堂」、著者の心のよりどころだったが閉店してしまった「千成ラーメン西巣鴨店」への惜別の思いまで、35チェーンを熱く語り尽くす。 (講談社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風