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牧村康正ジャーナリスト

1953年、東京都生まれ。立教大学卒業後、竹書房に入社し、漫画誌、実話誌、書籍編集などを担当。立川談志の初の落語映像作品を制作。実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリストとして活動。著書に「ごじゃの一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ」「『仮面』に魅せられた男たち」(ともに講談社)などがある。

飯島愛「愛すれど心かよわず」(1)毒親に反発し万引、カツアゲを繰り返す 貢ぐために自分の体まで売った

公開日: 更新日:
飯島愛(C)日刊ゲンダイ

 一七〇万部のベストセラーになった飯島愛(本名・大久保松恵)の自伝「プラトニック・セックス」では、過剰なまでに教育熱心でしつけの厳しい家庭に育った娘が、札付きの不良に変身していく過程を克明に記している。

 とりわけ印象に残るのは、父が松恵に有島武郎の小説を渡し、丸ごと一冊清… 

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