空気から飲み水を作る…SF映画のようなジャケットを米大学の研究チームが作っちゃった
吸水性が極めて高い素材で空気中の水分を吸収し、飲み水を作る──SF映画のようなジャケットの試作品を、米テキサス大学オースティン校の研究チームが開発した。研究成果が6月10日付の科学誌「サイエンス・アドバンシズ」に掲載され、注目を集めている。
開発したのは、既存の大気中集水素材を3~10倍上回る性能を実現した吸湿材を組み込んだジャケット。前面に組み込まれた吸湿材が空気中の水分を取り込み、水を着脱式の回収ユニットへと送り込む仕組みだ。
素材の中心となるのは、植物由来の原料を使ったハイドロゲル(高分子吸水材)。空気中の水蒸気を効率よく吸収し、太陽熱などの比較的低い熱でも水を放出できるのが特徴だ。研究チームによると、試作品は湿度の条件によって1日当たり約400~900ミリリットルの飲料水を生み出すことに成功。一般的な500ミリリットルのペットボトル約1、2本分に相当する。
従来の大気中集水装置は大型で据え置き式のものが主流だったが、今回は、衣服として持ち運べる点が最大の特徴だ。ハイカー、キャンパー、農業従事者、兵士など、飲料水へのアクセスが容易でない場所で長時間過ごす人々に、大きな恩恵をもたらすことが期待されている。
■関連記事
-
人生100年時代の歩き方 企業のウェブサイト「ゼロクリック問題」の深刻…AI経由は3.2倍に、検索エンジン経由は15%に
-
観光列車でGO! 嵯峨野観光鉄道「嵯峨野トロッコ列車」(嵯峨~亀岡)木製椅子に裸電球…レトロ感満載の車両から望む保津川渓谷のダイナミックで雄大な姿
-
もぎたて海外仰天ニュース 米ケンタッキー州の97歳元救急医が数年前の約束通り、ひ孫の医学部入学式に! 感動のツーショット
-
物価高でどう変わった? データで読み解く「新」生活者像 (2)「ティッシュ」はソフトパックの販売が5倍以上に伸びていた コスパ抜群で機能面も魅力
-
物価高でどう変わった? データで読み解く「新」生活者像 (1)おにぎりは海苔の使用が半分以下に 梅干しや塩鮭など具材も減少



















