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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

NY発「マムダニ旋風」が民主党主流派を震え上がらさせる理由

公開日: 更新日:

 中間選挙に向け、6月23日にニューヨークで行われた連邦下院の民主党予備選を受け、全米に衝撃が走っている。台風の目がマムダニ市長だ。

 彼が推薦した民主社会主義者とプログレッシブ(進歩派)系の3候補が、予想を覆して勝利した。そのうち2人は民主党主流派の現職を破っている。民主党が強い地区であることを考えれば、3人は事実上、11月の本選勝利に大きく近づいたと言える。

 ニューヨーク・タイムズはマムダニを「キングメーカー」と呼び、一都市の市長から、国政に影響を与える存在に躍り出たことを伝えた。しかし同じ民主党でも、中道主流派の間には動揺が広がっている。

 民主社会主義者が支持される背景には、資本主義への不信がある。2025年のギャラップ調査によれば、資本主義の代名詞のようなこの国で、資本主義への好感度は21年の60%から54%まで低下した。民主党支持者の間では42%と過半数を大きく割り込んだ半面、社会主義への好感度は66%に達している。

 これに加え、物価高への不満が高まる中、トランプ政権の経済運営への支持は低迷。富裕層優遇の金権政治への反感も、変化を求める空気を強めた。

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