ビオトープ的積読環境とは… 「積読こそが完全な読書術である」永田希著
「積読こそが完全な読書術である」永田希著
どこか後ろめたさがつきまとう「積読」こそが、完全な読書術であると勧める異色読書論。
積読には大きく2種類があるという。ひとつは本に限らず、映画などの動画コンテンツや音楽、ゲームなどの情報が日々大量に供給され、それを体験したり消費したりできないままに時間が過ぎ去ってしまう「情報の濁流」の状況。現代人はそれらを読みたい、見たい、聴きたい、遊びたい、体験したいという気持ちだけがどんどん「積まれる」状況に身を置いている。
もうひとつがその情報の濁流の中に自律的に構築される「積読」だ。
この2つ目の積読を「ビオトープ的積読環境」と命名。アドラーなどさまざまな先人たちの読書論をひもとき、そのビオトープ的積読環境の構築と運用を提案する。 (筑摩書房 990円)


















