危機のフジテレビが「地下鉄サリン事件」特番を放送する理由は…識者が指摘「失われない意義」と「優先順位」

公開日: 更新日:

 だが、地下鉄サリン事件から30年という節目とはいえ、オウム事件の特集を今やることについては「『優先順位』が違うと言えるでしょう」と影山氏は指摘する。

「今回の問題は局の存続がかかっているとも言える問題であり、それに対する検証特別番組を最優先で放送すべきです。それこそ、毎週土曜日あさ5時30分から放送されている『週刊フジテレビ批評』を通常の30分から2時間に拡大し、ゴールデンタイムにCMなしで全国放送する(※注:同番組は関東ローカル)といったことをすれば、視聴者の評価は高まるでしょう。第三者委員会は設置されていますが、それとは別に報道機関として、やはり、検証特別番組は放送すべきです」

 優先順位を間違えた場合の“弊害”についても、影山氏はこう指摘する。

「本来なら検証特別番組よりも優先順位が低いはずのオウム特集をあえて今、放送してしまえば、《他の何かに関心を向けさせたいのかな?》といった捉えられ方を視聴者からされても仕方がありません」

 やはり、まずやるべきは自局の問題の検証特番か。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  3. 3

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  4. 4

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情