デヴィ夫人「動物愛護」政党に疑問の声…過去の毛皮コート事件とワニ革バッグコーデが物議

公開日: 更新日:

《私は動物愛護を第一の使命として、ワンニャン平和党の設立を宣言いたします》

 12日の記者会見で、国政政党「12(ワンニャン)平和党」の立ち上げと、代表就任を発表したデヴィ夫人(85)。「動物愛護」を掲げ、自身も7月の参院選で国政進出を目指しているという。

 インドネシアの故スカルノ元大統領第3夫人のデヴィ夫人はインドネシア国籍のため、立候補には帰化申請が通ることが前提だが、政治家に転身したあかつきには犬猫愛護の政策を訴えていくという。

 例えば、犬猫の食用禁止の明確な法制化、アニマルポリスの設置、動物虐待や不適切な多頭飼いに対する厳罰化、犬猫のブリーダーを免許制とする--などを提言。9匹の愛犬と暮らすデヴィ夫人らしい愛情も込められていることから、愛犬家、愛猫家たちからは応援の声も上がっている。

 だが一方で、自身がうたう動物愛護に犬猫以外の動物がスルーされていることに疑問を抱く人も多いようだ。

 実際、デヴィ夫人のインスタグラムには、今年に入ってから毛皮を羽織った写真がアップされていることから、次のような皮肉を込めたコメントも見受けられる。

《動物の毛皮をお召しになられる動物愛護政党の代表》

《毛皮きながら動物愛を語るのはどうかと思いますが、応援しています》

《フェイクファーですか?》

■セーブル“60~70匹”分の毛皮コートを巡ってホテルを提訴

 デヴィ夫人の動物愛護に疑問の声が上がるのは、過去の騒動も原因となっている。

 2017年12月24日、都内の有名ホテルで開かれたクリスマスパーティーに出席したデヴィ夫人は、会場で預けた毛皮のコートが破損して返ってきたと激怒。ホテル側に慰謝料と修理費用等として、約180万円の損害賠償請求を行っていることが一部週刊誌に報じられた。19年末には「最初から破損していた」とするホテル側の主張が認められ、損害賠償なしの和解が成立している。

「この時の毛皮のコートは、イタチ科のセーブルを使用したものとみられ、1着で60~70匹分はあるのではないかと報じられていました。デヴィ夫人といえば、パリをはじめ世界の社交界で活躍してきた人。欧米中心に国際社会では動物愛護の活動が盛んで、海外の動物愛護団体が毛皮のコートに対して抗議デモを行っていることから、ミンクやコヨーテなどの毛皮製品の生産を終了したメーカーもある。そこには関心を寄せないのかという疑問も上がっています」(ファッション誌関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方