小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

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 そう、小田を取材する音楽ライターは言っている。

■「きっと大丈夫」と自分に言い聞かせ、目標へ向け日々を丁寧に過ごす

 ライブ会場でも、リハーサルの際にスタッフ全員とラジオ体操を行ったり、日ごろからウォーキングやランニングに励んでいると伝えられる。

「小田さんは『体力が落ちるのは男として哀れだということじゃない』とかつて、語ったことがあります。あまり表立っては見せませんけど、鍛えるのはプロ意識からではないでしょうか。時間厳守で知られていますが、常に高い目標を設定し、それへ向けたスケジュールを規則正しくこなしていく。そして何かあっても『きっと大丈夫』と自分に言い聞かせ、めげずに毎日を丁寧に過ごしていく。そんな努力の積み重ねが現在につながっているのではないでしょうか。でも、ランニングひとつといっても、かなりのスピードという噂です」(同)

 寄る年波を受け入れながらも、「年相応に元気」であろうと努力し続ける。「国内アーティスト史上最年長記録」を今回また更新した活躍には、それなりに理由があるようだ。

  ◇  ◇  ◇

 鉄人たちの生きざまは世の中の灯。●関連記事【もっと読む】『サザン桑田佳祐山下達郎…“夏歌の名手”が新曲のタイミングで露呈した人間性』などにもお目通しください。

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