小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

公開日: 更新日:

 そう、小田を取材する音楽ライターは言っている。

■「きっと大丈夫」と自分に言い聞かせ、目標へ向け日々を丁寧に過ごす

 ライブ会場でも、リハーサルの際にスタッフ全員とラジオ体操を行ったり、日ごろからウォーキングやランニングに励んでいると伝えられる。

「小田さんは『体力が落ちるのは男として哀れだということじゃない』とかつて、語ったことがあります。あまり表立っては見せませんけど、鍛えるのはプロ意識からではないでしょうか。時間厳守で知られていますが、常に高い目標を設定し、それへ向けたスケジュールを規則正しくこなしていく。そして何かあっても『きっと大丈夫』と自分に言い聞かせ、めげずに毎日を丁寧に過ごしていく。そんな努力の積み重ねが現在につながっているのではないでしょうか。でも、ランニングひとつといっても、かなりのスピードという噂です」(同)

 寄る年波を受け入れながらも、「年相応に元気」であろうと努力し続ける。「国内アーティスト史上最年長記録」を今回また更新した活躍には、それなりに理由があるようだ。

  ◇  ◇  ◇

 鉄人たちの生きざまは世の中の灯。●関連記事【もっと読む】『サザン桑田佳祐山下達郎…“夏歌の名手”が新曲のタイミングで露呈した人間性』などにもお目通しください。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動