嵐・二宮和也のクレバーな立ち回り 今さらジャニー喜多川氏に「謝ってほしい」発言の真意
「彼は事務所にいた頃から、自分の言葉でしゃべれる人ではありましたが、今こうして完全に外に出た立場だからこそ、改めて堂々と過去に踏み込めた。それも、新書発売のタイミングで出してきたのがニノらしい」(スポーツ紙芸能記者)
確かに同書の出版は個人事務所「オフィスにの」の立ち上げ以降、初の大きな自己発信。しかも、嵐が2026年春のファイナルコンサートをもってグループ活動終了を予定している今、あえて「謝ってほしい」という言葉を世に出す意義は計り知れないという。
「タイミングが完璧なんですよ。会社として責任の所在が曖昧になり始めた今、過去を見つめ直すスタンスを打ち出せば、“自分は加担していなかった”というポジションも確保できる。あくまで質問への回答という体裁を守りつつ、必要な批判はきっちり盛り込む。まさにクレバーな立ち回りです」(前出のスポーツ紙芸能記者)
二宮のこうした“機を見るに敏”な先見性は、今に始まったことではない。たとえば2019年、グループが活動休止を控える中、ファン離れのリスクを承知の上で、次の展開を見据えていたのか、最初に結婚を発表したのも二宮だった。