糖尿病…「足の切断」を迫られる人と免れる人の違い
今回は少しドキッとする話題です。糖尿病による足の切断についてです。糖尿病はかつて「贅沢病」と呼ばれていましたが、現在では幅広い人々にリスクが及ぶ疾患となっています。ここでは主に2型糖尿病を取り上げます。
2024年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる人は約1100万人と推定され、1997年の調査開始時の690万人から増加が続いています。
盲点は、初期にはほとんど自覚症状がないことです。糖尿病が強く疑われる人のうち、治療を受けている人は全世代で約67%にとどまり、特に30~50代の男性では治療を先延ばしにするケースが少なくありません。その間に、下肢の切断につながる「糖尿病性足病変」が進行していた--これが今回のドキッとする話です。日本糖尿病学会などの報告では、糖尿病が原因の下肢切断は年間3000~5000件と推計されています。
糖尿病の3大合併症には、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害があり、特に神経障害と血流障害が重なることで、この「糖尿病性足病変」が生じます。


















