家族連れ、夫婦、出張…新幹線代をケチって自由席へ「指定席代」は節約すべき対象?
夏休みが近づくと、SNSには帰省の交通費をめぐる本音がにじむ。物価高で、財布のひもは固い。家族4人ともなれば、新幹線代だけで数万円だ。「指定席まで取ったら高い」「自由席で十分じゃないか」ーー。削れるところは削りたい。その筆頭にあがるのが、指定席代だ。
たしかに、差額だけを見れば「ムダ」に思える。東京〜新大阪の「のぞみ」普通車なら、通常期の指定席と自由席の差は1人850円。家族4人で往復すれば約6800円浮く。しかもお盆は最繁忙期で、指定席は1人400円上乗せされる。差は1250円に開き、家族4人の往復では1万円だ。とはいえ、自由席で往復した家族4人分が約11万円、指定席にしても約12万円。差の1万円は、交通費全体の約8%にすぎない。
だが、ここに夏休みならではの落とし穴がある。
2026年のお盆、8月7日から16日まで。東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は全席指定席で走る。「自由席で十分」と思っていても、ピーク期の「のぞみ」には、そもそも自由席がない。
移動手段が消えるわけではない。自由席特急券で「のぞみ」に乗ること自体はできる。ただし、座席には座れない。使えるのはデッキなどで、混雑時には希望の列車に乗れないこともある。子ども連れには、なかなかの苦行だ。


















