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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

円安は止まらず、ドルベースの日経平均株価は下落…海外勢の利益確定売りは今後も続く

公開日: 更新日:

 先週、平日の午前中に近くの大手旅行代理店に行くとカウンターには老夫婦が多く、ほとんどのスタッフが相談に応じていた。秋以降の海外旅行の予約に来ているという。円安や燃油サーチャージの値上がりが今後も続くと思う富裕層が多いのだろう。ツアー代金が値上がりする前に予約したいようだ。

 日経平均株価(終値)は6月25日に7万2366円(ザラバ高値は6月22日の7万2831円)と史上最高値を更新していたが、ドルベースの日経平均株価は6月22日に450ドルの高値を付けたあと下落に転じ、先週末は425ドルだった。この先、ドル高円安と見れば、ドルベースの日経平均株価にはマイナスとなる。海外投資家は利益確定売り、手じまいを急ぐだろうか。

 さて円安は一時的か、持続的か。先月末、39年6カ月ぶりに1ドル=162円台に突入しても日銀、財務省は緊急会合を開かないし、160円台死守の為替介入もしなかった。

 日米両国は2025年7月、相互関税の引き下げと引き換えに日本が5500億ドルの対米投融資を行うことで合意。円安となれば、日本からの投資額は円ベースで増加し、政府・企業の負担額も水膨れする。日米合意時のレートは1ドル=145円前後。仮に円安が進み170円となれば、投資金額(5500億ドル)は94兆円程度になるから大問題だ。

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