韓国訪問で実感 積み重ねられたアート政策の厚み

公開日: 更新日:

 先月、韓国・ソウルを訪れた。今回の目的のひとつが、国立現代美術館で開催されていたダミアン・ハースト展だ。ハーストは、ホルマリン漬けのサメやダイヤモンドをちりばめた頭蓋骨などの過激な表現で知られる、現代美術を代表するアーティストのひとりである。

 平日の午前中だというのに、美術館には行列ができるほどの人出があった。周囲を見渡すと、外国人の姿も目立つ。日本語が堪能な美術館スタッフによると、日本からの来館者も少なくないという。世界的な巨匠の大規模個展が持つ集客力だけでなく、韓国におけるアート熱の高さにも驚かされる。

 美術関係者は語る。

「近年のソウルは現代アートにおけるアジアのハブ(拠点)として存在感を高めている。世界的なギャラリーやコレクターが集まり、国際的なアートフェアも開かれるなど、その勢いは年々増している。映画やドラマ、K-POPだけでなく、美術の分野でも韓国は世界へ向けた発信力を強めている」

 背景には、文化産業を国の競争力として育成しようとする政策がある。韓国政府は長年にわたりコンテンツ産業への支援を続けてきたが、その視線は美術やデザインにも向けられている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中日・工藤新監督「藤浪獲得&再生」へ期待の声 “暴れ馬”にこそ効く知識豊富な指導力

  2. 2

    ドジャースに3連勝のブルワーズに「サイン盗み」疑惑…複数の米メディアが報じる

  3. 3

    大谷翔平の不振より深刻なロバーツ監督の“ヘボ采配”…佐々木朗希の1回降板にも批判噴出

  4. 4

    高市内閣「辞任ドミノ」次は関芳弘文科相 “脱法スレスレ”パーティー常態化、怪しい会場は議員会館だけじゃない!

  5. 5

    巨人「第2次由伸政権」誕生なら前途多難…DeNAに3年連続CS敗退、監督経験者3人の“トロイカ体制”へ

  1. 6

    グダグタの横浜市長選…「組織戦の“素人”候補vsカジノ争点化に躍起のパワハラ前職」の展開で終盤戦へ

  2. 7

    巨人の打撃部門を機能不全にした“センスに欠ける人事”…主導した阿部前監督を「編成要職」に据える悪い冗談

  3. 8

    目黒蓮の海外進出はSnow Manには追い風か負担か…「SHOGUN 将軍」出演後に問われるグループへの影響

  4. 9

    南果歩がNHK「うつ病」特集で明かした9年前の「パートナーとの関係」…元夫・渡辺謙につきまとう“痛いおじさん”化の声

  5. 10

    星野仙一は阪神に残るつもりだったが…優勝で収入倍増も、電鉄の“閉鎖体質”は変わらなかった

おすすめ求人情報

製作所での施設警備
株式会社シムックス 福島県 会津若松市 正社員
時給1,050円~1,400円
エリアサポート/地域限定
ワタキューセイモア株式会社 業務部 石川県 金沢市 正社員
月給28万8,100円~33万3,100円
入社祝い金10万円支給/ALSOK機械警備
ALSOK秋田株式会社 秋田県 能代市 正社員
月給24万760円~26万510円
購買調達/経験者歓迎/日勤/土日祝休み/昇給・ボーナス有/福利厚生充実
インテグリス・ジャパン株式会社 山形県 米沢市 正社員
月給33万3,333円~54万1,666円
Sponsored by 求人ボックス