嵐・二宮和也のクレバーな立ち回り 今さらジャニー喜多川氏に「謝ってほしい」発言の真意
「会いたい人?……あいつかな。謝ってほしいって思う」
嵐の二宮和也(40)が、6月17日の誕生日に発売する自身初の新書「独断と偏見」(集英社新書)の取材会で口にした言葉が話題となっている。
その人物とは、旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長(享年87)。性加害問題が明るみになった今となっては、触れることすらタブー視されがちな名前を、あえて“会いたい人”として挙げ、「あいつがあんなことしなければ、僕がこういう道を歩くこともなかった」と続けてみせた。
二宮はもともと、性加害問題がクローズアップされた当初も、テレビ番組で、「僕は(性加害を)信じたくなかったし、信じていなかった。でも、やっぱり被害に遭われた方がいるという事実がある。だったら僕らがまずやらなきゃいけないのは謝ることだったんじゃないか」などと発言していた。
発言は一見、率直で誠実にも聞こえるが、その裏にある計算を指摘する声もある。
「彼は事務所にいた頃から、自分の言葉でしゃべれる人ではありましたが、今こうして完全に外に出た立場だからこそ、改めて堂々と過去に踏み込めた。それも、新書発売のタイミングで出してきたのがニノらしい」(スポーツ紙芸能記者)