「祖国なき者たちへ」エリザベス・ウェイン著 吉澤康子訳
「祖国なき者たちへ」エリザベス・ウェイン著 吉澤康子訳
1937年、英国ソールズベリー飛行場に、欧州7都市を巡る青少年エアレースに参加する各国代表12人が集合。唯一の女性パイロットで英国代表のステラは、実は英国のパスポートを持っていないことを記者たちに暴かれることを恐れていた。
レース初日、10番目に離陸したステラは、英仏海峡で上下に衝突寸前まで接近した2機を目撃。直後、下方の機は墜落して海面で大破する。ベルギーのブリュッセルに到着したステラは、主催者のフリスに報告するが、フリスも犯人の可能性があることに気づく。一方、フランス代表のロベールも機体に細工をされ墜落しかけたと報告。その日、離陸直後にコースから外れたイタリア代表がブリュッセルに到着しなかった。
自らも操縦士である著者がエアレースを舞台に描く迫真のミステリー。
(東京創元社 1760円)


















