水ダウ“ドッキリ企画”で「インディアンス」→「ちょんまげラーメン」に…お笑い芸人「改名」の功罪
鈴木氏が指摘するように、改名してブレークした芸人といえば、多くの人が何組かは思い浮かぶだろう。
「さまぁ〜ず(旧バカルディ)は『夏が好き』、くりぃむしちゅー(旧海砂利水魚)は有田哲平さんが『クリームシチューが好き』という理由から。最近では、横山由依さんが提案して改名に至ったコットン(旧ラフレクラン)が思い浮かびます」(鈴木氏)
しかし、改名が必ずしもブレークに繋がるかというと、そうとも言い切れない。
「確かに、占い師の細木数子の番組で命名された、『おさる→モンキッキー』、『コアラ→ハッピハッピー。』、『X-GUN→半丁コロコロ』などは半ばネタでしたが、いずれも不発に終わり、数年後には元の名前に戻しています。有吉弘行の『猿岩石』も、番組の企画で一時期、『手裏剣トリオ』となりましたが、すぐに戻しています。他にも大して話題にならかったコンビ名の改名などは実はたくさんあります」(スポーツ紙芸能担当記者)
さらに、現在有名になったコンビが無名時代の改名していた例は、枚挙にいとまがない。「ダウンタウン」(=「松本・浜田」、「てるお・はるお」「ライト兄弟」)、「サンドイッチマン」(=「親不孝」「銭と拳」)、往年の「ツービート」も、ブレーク前は「松鶴家二郎・次郎」、「空たかし・きよし」などと名乗っていた時期があった。