国分太一のコンプラ問題…日テレ社長ワンオペ会見を識者はこう見た「プライバシーを隠れ蓑にする狡猾さ」
立ち話会見にも“早めに終わらせよう”という意図が
福田社長のワンオペ、“ひな壇”なしの立ち話会見についても疑問を呈する。
「中居問題の際、関西テレビの大多亮社長(当時)の緊急会見と同じで、あえて着席せず“早めに終わらせよう”という意図が透けて見える。福田社長の回答は伝聞ばかりで情報が浅く、余計にあいまいにしている。本来は国分氏と直接やりとりした担当役員が同席すべきでしょう。感情を出さずに落ち着いたトーンを貫き通したのはさすがだと思いますが、社長1人では不十分です」
福田社長の回答は「プライバシー」の一点張り。法的に問題のない回答に終始したのかもしれないが、その後、国分の不適切行動について、パワハラ、わいせつ画像の送付、おねだりなどさまざまな臆測が報じられている。
「フジテレビの会見以来、テレビ局がプライバシーを隠れみのにしているのは由々しき問題です。情報を開示しながらプライバシーにも配慮するのがメディアの使命なのに、放棄している。プライバシーを侵害しない範囲で開示できることはあると紀藤正樹弁護士もおっしゃっているように、弁護士でも見解の分かれるところですから、複数の意見を取り入れて回答すべきだったのでは。今後は社長だけでなく、担当役員らが同席したうえで、着席した会見を開き、正確な情報を伝えることが急務だと思います」
株式会社TOKIOの社長・城島茂(54)、副社長・松岡昌宏(48)はお詫び行脚に出るというが……日本テレビのみそぎはまだ終わっていない。
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