年末年始の1人暮らしを温める5つの工夫…社会的孤立や孤独感は最大級の健康リスク

公開日: 更新日:

 街がイルミネーションに彩られ、家族だんらんの風景があふれる年末年始。家族と過ごす人々にとっては、心がほっとするひとときだろう。しかし、1人暮らしの人々にとっては、静まり返った部屋で過ごす時間が、かえって孤独感を募らせることもある。そんな年末年始を少しでも温かく過ごすには、どんな工夫ができるのか。千葉大学予防医学センターの中込敦士准教授に話を聞いた。

「孤立」(客観的なつながりの乏しさ)は、1日15本の喫煙と同等の健康リスクがあるとされ、WHO(世界保健機関)は2025年の報告書で、「孤独」(主観的な寂しさ)を「静かなるパンデミック」と位置づけ、心疾患、うつ、認知症、そして早死にのリスクを高めると警告している。

 実際、世界中の研究から、社会的孤立はおおむね30%前後の死亡リスク増加と関連しており、孤独感のある人は14~26%の死亡リスク上昇が報告されている。がんとの関連では、社会的孤立で24%、孤独感で9%の死亡リスク上昇が見られ、認知症においては社会的孤立により1.26倍のリスク増加が報告されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝