(49)パスポートはインドネシア政府が発行した本物だった
「パスポート事件」をきっかけに、テレサ・テンは台湾と中国の政争に期せずして巻き込まれていく。とはいえ、アメリカに向かった“24歳”の彼女には、そうした国の事情や政治的思惑など知るよしもなかった。彼女は1977年5月ごろ、友人に海外に出る手続きが煩雑だとボヤいたことがある。そこにある財閥の女性ファンが同席していた。息子がインドネシア政府で大臣をしているので「何とかしましょう」と言ってくれた。テレサはそれから半年後の11月にシンガポールで別の知人からパスポートを受け取り、謝礼として2万香港ドル(約80万円)を渡した。これが空港で問題になったインドネシア製のパスポートだった。
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り979文字/全文1,267文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
今なら!メルマガ会員(無料)に登録すると有料会員限定記事が3本お読みいただけます。



















