著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。2019年、「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixで映像化配信され大きな話題に。最新刊に、「東京降りたことのない駅」(大洋図書)、「全裸編集部」(双葉社)などがある

歌舞伎町からやってきた野田にとって六本木は異国だった

公開日: 更新日:
伝説の店「キャンティ」/(C)日刊ゲンダイ

「六本木の遊び人たちとは接触はありました。でもなんかこれは違うなと思いました。僕はそれよりも成城のほうで遊んでましたから。あちらのお坊ちゃまたちとお付き合いするっていうのがすごく楽しかったんですよ。たとえば黒沢明監督の息子とか」

 六本木は野田青年にとっては遠い街だった。
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