亡き北公次の“肉声ビデオ”で語られているジャニー喜多川の生々しい性加害

公開日: 更新日:

 1年ほどジャニーズがアメリカに渡ったため、ジャニー喜多川も不在にした。帰ってきた時の第一声は「ごめんね」だった。北を一人残し寂しい思いをさせたことをわびたのだが、それから行為がエスカレートしていった。「男性のものが……突っ込まれる初めての経験」「痛いし、この人、何やってんだろう」

 だが、北は将来を考えて我慢した。「ジャニーの言うことをきかないとデビューできない」「我慢しなくちゃいけないと思って」。現在、性加害を訴えている元ジャニーズ所属のタレントの主張と見事に重なる。

 そしてこう語った。

「今までもフォーリーブス時代に本を出したことがあるんですけど、ジャニーとの絡み合いがいつも抜けてる。今回は自分の人生において、ジャニーとの関係を出さないと再出発はあり得ない」

 人気絶頂を経験したアイドルの決意の告発。そう考えるしかない。(敬称略)

(峯田淳/日刊ゲンダイ

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」