脳卒中マヒに新リハビリ 「ニューロフィードバック」の効果

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 脳卒中によるマヒの新たなリハビリとして注目を集めているのが「ニューロフィードバック」だ。開発者の大阪大学神経内科学・三原雅史特任助教が昨年、国際的な医学雑誌「Stroke」に発表した。どういうものなのか?

 脳卒中で脳細胞がダメージを受けてマヒが残ると、指や手、足が思うように動かせなくなる。これに対してリハビリが行われるが、一般的な方法は、マヒした指、手、足を、できる限り動かし、ダメージを受けた脳細胞の周辺を刺激して、活性化させるというものだ。

「ところが重症のマヒでは、手や足を動かしたくても動かせない。作業療法士の助けを借りても、なかなかうまくいかない。脳細胞は使わなければ、どんどん機能が衰えていきます。『マヒで動かない→脳細胞の機能が衰える→より動かない』といった負のスパイラルが生まれるのです。これを断ち切るのが、ニューロフィードバックです」

 スポーツ選手はイメージトレーニングとして、理想的なフォームを頭の中で繰り返し描く。ニューロフィードバックもそれと似ている。

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