大腸がん、脳卒中を予防 いますぐできる5つの「快便法」

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“たかが便秘じゃないか”――便秘を軽く考えている人も多いが、認識を改めた方がいい。

 便秘は厄介な病気を発症させる引き金になるからだ。そこで注目したいのが、誰でも手軽に行えて、即ドッサリ・すっきりできると評判の快便法だ。その提唱者で東邦大学医療センター大森病院総合診療科の瓜田純久教授に、方法と効果を聞いた。

食事運動が減少している現代では、男女ともに便秘が急増していますが、侮ってはいけません。最近の研究では便秘と関連する腸内環境の変化が、痔や花粉症などのアレルギー、動脈硬化脳卒中の原因となる高血圧といった重大病を引き起こしているともいわれているのです」

 とくに気をつけなければならないのは大腸がんだ。大腸がん患者がいる家系の60歳以上の人が便秘に悩まされているとすれば、大腸がんが隠れている可能性があるという。大腸にがんができ、排便がスムーズにいかなくなるからだ。

「最近、患者が急増している大腸憩室疾患も便秘が関係しています。大腸の壁に内側から圧力が加わり、風船のように袋状に外に突出することがあります。これが憩室です。便が詰まって腸内の圧力が加わるとできやすく、それが破れて腹膜炎を起こすと命に関わることがあるのです」

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