脳卒中マヒに新リハビリ 「ニューロフィードバック」の効果
「運動に関連する部分がうまく使えていないと、棒グラフは伸びません。つまり、活性化させたいと思っている脳の部分を使えているかどうかが、棒グラフの伸びで明らかに分かるのです」
三原医師は、マヒがある脳卒中後3カ月の患者20人を対象に実験を行った。10人ずつ2グループに分け、一方は脳の働きに応じて棒グラフが表示される方法(脳の働きを客観的にチェックできる方法=A)、もう一方は脳の働きとは関係なく棒グラフが表示される方法(脳の働きを客観的にチェックできない方法=B)で、週3回2週間、マヒ部分を動かすイメージを持ってもらった。すると、A群の方が、B群より指と手の動きの機能改善が上だった。
「14点満点中、Bは平均1~2点でしたが、Aは3~4点でした」
マヒした指などをうまくイメージできるようになるまで時間がかかる人もいるが、逆上がりと同様にコツをつかめば後は簡単だ。
「現在は、脳卒中のリハビリで入院中の患者さんにご希望で行っていますが、ゆくゆくは外来でも行う予定です」
近赤外分光を発する機械が必要なので、まだ広く普及しているわけではないが、それも遠い先のことではないだろう。


















