不快臭に困った…在宅介護の「ニオイ問題」を解決する方法は?

公開日: 更新日:

 在宅介護をされている方に多い悩みのひとつに「ニオイ」の問題があります。認知機能の低下でトイレの失敗が増えると衣類や寝具に尿が染み込み「尿臭」を発します。また、入浴頻度の減少は「体臭」を強める原因になりやすく、さまざまな臭いが混ざり合うと、部屋全体にモワッとした独特な不快臭が漂うのです。

 ただ、臭いの許容範囲は人によって異なり、特に独居されている認知症の方はご自身の尿臭や体臭を自覚しづらい。デリケートな話題として扱われるニオイ問題でご家族が悩んでいても、本人に伝えるのをためらわれるケースも少なくありません。

 在宅介護における対策として、まずは臭いを発する原因に対して“先手を打つ”必要があります。本人が尿意を認識しているけれど、失禁を繰り返すのであれば、居室はできるだけトイレに近い部屋を選び、トイレまでの動線に手すりを設置するなど、トイレにアクセスしやすい環境づくりを行うといいでしょう。尿意が認識できない方に対しては、寝起きや食後など、介護者が時間を決めてトイレに誘導するのもおすすめです。それでも失禁が避けられない場合には、リハビリパンツの着用を検討するといいでしょう。一般的な紙おむつと違い、リハビリパンツは薄手のショーツ型なので下着感覚ではけるだけでなく、万が一汚れても簡単に着脱できます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意