インフルエンザワクチン接種は2回必要か? 多くの自治体で9月中旬開始に前倒し
免疫力が低下している人や基礎疾患がある人は、医師の判断で2回接種が勧められることがあるが、「1~4週間の間隔で2回」と添付文書に定められている。
「つまり『9月中旬~10月中旬の間に2回』となり、『秋に1回、冬にもう1回』とはなりません」
原則1回は海外でも同様だ。米国CDCの予防接種諮問委員会は「そのシーズンの接種を終えた人への追加接種は推奨しない」と明記しており、WHOも「年1回、主要な流行の前に」としている。
■ピーク時まで効果は持つのか
「年2回打つことで発症や入院が減ることを示した臨床研究は、私が調べた範囲ではありませんでした」
なお、接種した場所の赤みや腫れ、痛みが2~3日続くことがあり、発熱やだるさが出ることもある。まれにアナフィラキシーも起こる。ワクチンは感染を完全に防ぐものではなく、主な目的は重症化を防ぐことだ。
1回接種となると、打つタイミングを迷うところだ。「今」は感染せずに、あるいは感染しても重症化せずに乗り切れても、本来の流行ピーク時には身を守りきれないのではないか--。


















