【サバ】血行を促進し老廃物を洗い流す「活血食材」の代表

公開日: 更新日:

 健康長寿のために心がけたいのが「血行促進」。血液を心臓から全身に送り届ける働きをする動脈は、年を重ねるにつれてコレステロールや中性脂肪などがたまり、弾力性を失う「動脈硬化」を引き起こしやすくなります。「人は血管から老いる」と言うように、動脈硬化が進むと血流が悪くなり、全身の臓器の機能が低下することで老化が進行。さらに、心筋梗塞脳梗塞といった病気のリスクも高まります。

 中医学においても、「血の巡り」が悪くなっている「瘀血」という状態は、全身の不調につながるとしています。体の末端にまで栄養が行き届かず、新陳代謝が低下して老廃物がたまりやすくなります。その結果、肩こり頭痛、関節痛といった痛みを伴うトラブルが表れるのです。

 また、体にしこりができやすくなり、がんなどの悪性腫瘍につながりやすいと考えます。女性の場合は子宮の不調につながりやすく、美容面においてはシミやクマ、肌のくすみを引き起こします。

 健康な体のためには、血液をサラサラにして血管が詰まりやすい状態をなくし、全身にしっかり送り届けることが重要です。そのためには、薬膳で「活血」という効能がある食材を積極的に取り入れることがポイントになります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」