インフルエンザワクチン接種は2回必要か? 多くの自治体で9月中旬開始に前倒し
実は、9月に打った効果が2月中旬まで持つかは、研究で証明できていない。日本のインフルエンザは近年、A型が年内に、B型が年明けから2月にかけて流行している。健常な成人を対象にした2025年の解析では、今シーズンの現在も流行しているA(H1N1)pdm09に対して、接種から5カ月経っても防御が有意に残っていたが、B型に対してはそこまでいえる結果ではなかった。ただし、一定の防御効果が残っている可能性を示す結果は出ている。
「今シーズンのワクチンは株が更新されていて、今流行しているA(H1N1)pdm09に合わせたものです。この型はシーズン中の効果の落ち方が緩やかだと複数の研究で示されており、今の流行に対しては十分に期待できるとみています。一方、B型に関しては『強力に防御』とまではいえない研究結果であることに加え、そもそも今シーズンのワクチンが対象としているB型が流行するか、またどれくらい流行するかは現段階ではなんとも言えません。接種を先送りにすれば、目の前のA(H1N1)pdm09を取りこぼすことになります」
ワクチン接種の効果はたとえ薄れたとしても、2月中旬にゼロになるわけではない。だから2月中旬以降もインフルエンザにかかりたくない、重症化させたくないなら、「ワクチン+徹底した感染症対策(3密を避ける、マスク、手洗い、換気)」で防御するのだ。


















