隣人の猫にエサを与え続けた女性に意外な判決…スイスでの裁判が国内外で注目集める

公開日: 更新日:

 スイスで、隣人の猫へのエサやりをめぐる裁判で意外な判決が下され、国内外の注目を集めている。

 訴えられたのは、年金受給者の女性(68)。隣人のペットの猫を自分のものにするために長期にわたって誘惑し、計画的にエサを与え続けたという。飼い主は猫の食事管理を厳格に行っており、被告の勝手なエサやりが、猫の体重増加や健康問題を引き起こすリスクを高めたとして、口頭や文書で繰り返しエサを与えないよう警告したが、無視されたために訴訟に踏み切った。

 日本人の感覚からすれば、被告は明らかに飼い主の所有権を侵害しており、飼い主の主張はもっともに思われるが、チューリヒ地方裁判所が下した判決は意外なものだった。なんと被告に猫の所有権を認め、引き取ることを許可したのだ。

 よほど居心地がよかったのか、猫は被告の家に居ついて飼い主のもとに帰らなくなっており、強い信頼を示していたこと、また原告が猫の適切な世話を怠っていた可能性が指摘され、このような判決になった。

 スイスの現行の法律では「ペットの福祉」が最重要視されるそうで、今回のケースでは、「猫が被告のもとでより快適に生活している」と判断されたため、所有権の移転が認められたそうだ。

 皆さん、どう思われます?

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」