隣人の猫にエサを与え続けた女性に意外な判決…スイスでの裁判が国内外で注目集める

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 スイスで、隣人の猫へのエサやりをめぐる裁判で意外な判決が下され、国内外の注目を集めている。

 訴えられたのは、年金受給者の女性(68)。隣人のペットの猫を自分のものにするために長期にわたって誘惑し、計画的にエサを与え続けたという。飼い主は猫の食事管理を厳格に行っており、被告の勝手なエサやりが、猫の体重増加や健康問題を引き起こすリスクを高めたとして、口頭や文書で繰り返しエサを与えないよう警告したが、無視されたために訴訟に踏み切った。

 日本人の感覚からすれば、被告は明らかに飼い主の所有権を侵害しており、飼い主の主張はもっともに思われるが、チューリヒ地方裁判所が下した判決は意外なものだった。なんと被告に猫の所有権を認め、引き取ることを許可したのだ。

 よほど居心地がよかったのか、猫は被告の家に居ついて飼い主のもとに帰らなくなっており、強い信頼を示していたこと、また原告が猫の適切な世話を怠っていた可能性が指摘され、このような判決になった。

 スイスの現行の法律では「ペットの福祉」が最重要視されるそうで、今回のケースでは、「猫が被告のもとでより快適に生活している」と判断されたため、所有権の移転が認められたそうだ。

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