各地で盛り上がる“ホストクラブ”事情。大阪、名古屋などで異なるキャラ傾向を分析。超絶優しいのは札幌だった

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コクハク

地方都市のホストは確実に底上げされている

 近年、東京の人気ホストグループが地方出店するなど、地方のホストクラブが盛り上がりつつあります。

 いろいろな都市でホストクラブを体験した筆者が、どの地方にどんなホストがいるかのか分析します。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 ホストを紹介するサイトでは、全国のホストクラブの情報が掲載されています。そこには在籍ホストの顔画像も出ているため、地方のホストが垢抜けてきていることを感じます。

 その理由は、都内の人気ホストグループが地方出店し、その際に東京のホストも地方に一時的に応援のために滞在したり、場合によっては移住したりということがあったからなのかもしれません。

 東京のホストを目の当たりにしたことが、地方のホストの底上げにつながったと考えられるからです。

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笑いたいなら大阪ホスト
 とはいえ、地方都市には地方都市なりのノリが存在するので、旅行や出張がてら、夜の街に顔を出してみるのも楽しい冒険になるかもしれません。どこも初回料金なら安いし、社会科見学のような気持ちで筆者は訪れています。

 東京以外の街でホストの接客を数々受けてきましたが、最も笑わせてくれるのは、やはり大阪のホストでした。どんなにイケメンでも、ホストが二人集まれば漫才のような掛け合いが始まってしまうのです。

 大阪ホストは決して顔だけでなく、トークスキルもかなりありました。イケメンで面白いのですから、こういうノリが好きな女性なら、かなり楽しめるのではないでしょうか。

積極的なのはどの街のホスト?

 その逆に、ちょっとスマした印象なのは、博多と京都のホストです。彼らはかっこよさを追い求めていて素敵ですが、そのぶん、女性への優しさは控えめな印象。華のある男性をこちらが眩しく眺めるというスタイルに感じました。

 かなり積極的だったのは名古屋のホスト。豪華絢爛を愛する土地柄なのか、洗練されたタイプも多く、店外デートを誘ってくるなど、行動も派手です。

 でも、翌日には東京に戻るという状況だと、デートの誘いに乗ることもできません。

超絶優しい! 癒やしの都市は

 筆者が今まで行ったなかで、優しさが突き抜けていると感じた地方がありました。それは札幌すすきのです。

 北海道の男性たちはおおらかでどこかのんびりとしており、ホスト同士もギスギスしておらず、店の雰囲気も和やかで、こちらもホッとできます。

 それだけではありません。こちらを決してけなしたりイジったりもしてこないのです。ではどんな会話をしているかというと、おっとりと、過去の思い出話や最近の出来事などです。

 家族的であたたかみがあり、こちらが何か粗相をしても、罰ゲームで飲まそうともしません。それどころか「いいよいいよ」と受け止めてくれるのです。

地方ホストのイイところ

 なにしろ遠いので、すぐまたリピートできないのが地方ホストのいいところです。少し寂しさはありますが、なかなか会えないので、ホスト依存になるほどのめり込むことも少ないでしょう。

 また、地方にお気に入りの店ができると、出張の時の楽しみが増えます。「この会議が終わったら飲みに行こう」とワクワクして過ごせることでしょう。そして付かず離れずの絶妙な距離感での関係となるので、負担感もさほどありません。

 バースデーにシャンパンをねだられても、遠いので行けない、とシンプルに断ることもできるのです。

一歩離れて考える時間を
 中には地方ホストに夢中になり、わざわざ毎月通っている人もいるそうです。しかしそれでは一歩離れた絶妙な距離感を保つことができません。

 あまりのめり込まず、自分のペースでホストと接することができるのが地方ホストの良いところなのです。

 そしてありがたいのは、地方都市のホストクラブ代金は、東京よりもずっと安いということです。背伸びしすぎず、ナチュラルに遊べるのが地方のホストクラブだと言えるでしょう。

(内藤みか/作家)

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