それでも自公与党は減税しないのか…24年度の税収75兆円また過去最高更新、物価高反映し5年総額4.2兆円の上振れ

公開日: 更新日:

 明らかに庶民から取り過ぎだ。財務省は2日、2024年度の国の一般会計税収が75兆2320億円になると発表した。5年連続で過去最高を更新。昨年11月の補正予算編成時の見込み額から約1.8兆円、年度頭の当初予算の見込み額からは約5.6兆円も上振れした。

 法人税収は企業業績の好調を受け、前年度比2兆円増の約18兆円。大手メディアはバブル期の1990年度(約18.4兆円)以来の水準と大ハシャギだが、今や国の税収の根幹を成すのは庶民が買い物のたびに負担する消費税なのである。

 24年度の消費税収は前年度比1.9兆円増の約25兆円。法人税収とは約7兆円もの開きがある。それこそバブル期の90年度に消費税収(税率3%)は4.6兆円に過ぎなかったが、増税に次ぐ増税で実に5倍以上にも跳ね上がっているのだ。しかも21年後半から物価高騰が始まって以来、消費税収はうなぎ上りである。消費税率は19年10月に10%へアップ。税収は翌20年度の約21兆円からグングン上昇し、5年間で4兆円も増加している。

「これだけ値上げラッシュが相次げば、消費税収が伸びるのは当然です。増えるいっぽうの消費税収には、物価高に苦しむ庶民の暮らしが反映されています。法人税にはさまざまな租税特別措置が用意され、大企業の税負担を優遇している。過去に年間売り上げ上位20社の法人3税の負担率を調べたところ、優遇措置により実効税率30%の半分程度しか納めていなかった。なぜ自公政権は大企業を助けるのに、庶民生活を苦しめる消費税を減税しないのか。巨額の献金を受け取る大企業しか優遇されない税制としか思えません」(立正大法制研究所特別研究員・浦野広明氏=税法)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    コメ農家廃業ラッシュ&米国産ジャガイモ輸入解禁に生産者猛反発! 農水省にはブーイングの嵐

  2. 2

    ベッセント米財務長官ブチ切れに大はしゃぎ NYT報道「一部の経済顧問は高橋洋一氏」説の勘違い

  3. 3

    明治安田生命「円建て一時払い養老保険」のお得度は? 期間10年で利率3.45%、30年ぶりの水準に引き上げ

  4. 4

    止まらない「人手不足倒産」…8月は過去最多を記録、もはや“ブラック企業”は成り立たない

  5. 5

    くら寿司が「ちいかわ」コラボ景品抜き取り疑惑で騒然! 第2弾「湯呑み」まで開始前からメルカリ出品?

  1. 6

    長期金利30年ぶり3%突破…市場と対話できない高市首相が招く「想定外」の最悪シナリオ

  2. 7

    車検で「今すぐ交換を」と勧められたら…断っていい整備、断らないほうがいい整備の見分け方

  3. 8

    消費支出8カ月連続マイナス、終わらない物価高に庶民の我慢は限界…それでも止まらない円安圧力

  4. 9

    ナフサ不足「6月に詰む」発言翌日、勝手に「事実誤認」と断定…高市政権“安心演出”の欺瞞

  5. 10

    年間16万人「だざいふ遊園地」が純利益7102万円を稼ぐワケ 地方遊園地の閉園相次ぐ中、なぜ生き残れた?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  2. 2

    令和版『八つ墓村』にはこれまでにない「2つの見どころ」あり Jホラーの名匠と新・金田一耕助が魅せる

  3. 3

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  4. 4

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  5. 5

    巨人・阿部前監督が球団復帰へ着々 「辞任4カ月での出戻り」は毒になるか、薬になるか

  1. 6

    佐々木朗希の最悪すぎる“退団劇”…ロッテから優秀スタッフ3人を引き抜き、大顰蹙を買っていた

  2. 7

    元関脇嘉風・中村親方〈1〉なぜ「朝稽古をしない」のか? 角界の常識から“あえて外れる”部屋づくり

  3. 8

    桑田真澄氏の発言が波紋 巨人の内部事情暴露のやけっぱち…来季監督の芽は完全消滅か

  4. 9

    六代目との抗争終結で勝ちどきをあげているのは絆會

  5. 10

    コメ農家廃業ラッシュ&米国産ジャガイモ輸入解禁に生産者猛反発! 農水省にはブーイングの嵐