結核とは違う感染症「非結核性抗酸菌症」患者が増加…人からうつらないのに感染するのはなぜ?
咳や痰が長く続く感染症で、「結核」とは異なる「非結核性抗酸菌症(NTM症)」の患者が増加している。9月24日、厚労省が初めて早期発見などを呼びかける「非結核性抗酸菌症啓発週間」をスタート。東京都も普及啓発を始めている。
2014年の全国調査では、NTM症の推定罹患率は人口10万人当たり14.7人で、07年の約2.6倍に増加。24年には10年ぶりとなる全国調査が行われた。詳細な結果はまだ公表されていないが、厚労省などは患者数が増加傾向にあるとして注意を呼びかけている。
今年はインフルエンザの流行が例年より早く、新型コロナの感染も続く。発熱などが治まった後も咳が続けば、「インフルやコロナの後だから」と考えてしまう人もいるだろう。
NTM症では、咳や痰、血痰などの呼吸器症状のほか、発熱、全身のだるさ、体重減少などが見られる。一方、自覚症状がほとんどなく、健康診断などの胸部X線検査で異常を指摘されて見つかるケースもあり、悪化すれば命にかかわることもあるという。
まず、結核とは何が違うのか。浜松医療センター感染症管理特別顧問で医師の矢野邦夫氏に聞いた。

















