(3)米中は感染症対策も武器化…確実に増すバイオテロによるパンデミックの脅威

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 新型コロナウイルス発生から1年後、英国を皮切りに、各国でワクチン大量接種が始まると、米国と中国の露骨な“自国ファースト”が露呈した。

 トランプ政権は、官民挙げてワクチン開発を加速する「ワープ・スピード作戦」を開始し、自国民優先供給を明確にした。

 中国は「ワクチン・シルクロード」と称し、東南アジア、中南米、アフリカの国々に、国産シノバック製ワクチンの無償援助を表明した。

「しかしその代わりに、台湾との国交断絶、香港の人権批判封じ、中国企業の進出など、あからさまな外交圧力をかけ、今でも影響力を持っているのです」(感染症危機管理の専門家)

 パンデミック対策として、世界連携でワクチン開発を進めるのが国際機関「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI=セピ)だ。CEPIは、先進各国等の資金拠出によって運営されている。米国は拠出しているが、自国第一主義、そしてワクチンをディール(取引)の対象にしかねないトランプ政権では、先行きは不透明。また、中国は参加していない。

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