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注目される東京都受動喫煙防止対策検討会の結末

 昨年11月から今年3月まで5回にわたって開かれた東京都の受動喫煙防止対策検討会。本来なら3月の最終回で検討会の結論を取りまとめ、都に答申するはずだった。ところが、5回目の会合で全面禁煙を主張する条例制定強硬派が、まるで示し合わせたかのように議長の取りまとめ案や事務局が作成した文面に異を唱えた。「多数派の声をきちんと載せろ」「全面禁煙の方がすっきりする」「(分煙施設への)助成は認められない」「航空機やタクシーだって最初は反対があったが、今は禁煙が定着している」などと猛攻勢をかけた。その結果、もう1回会合を開くこととなり、取りまとめは先送りとなってしまったのだ。

 しかし、冷静に振り返ってみると、全面禁煙派が多数とは決して言いきれない。

「たしかに検討会での委員の発言だけをみると、禁煙派=条例制定派の発言回数が多く、多数といった印象を抱きます。でも、座長を含めた12人の立場は、条例賛成が5人程度で残りの委員は中立・反対といった印象を受けました。さらに、検討会で意見を陳述した10団体では、明らかに賛成の意向を示したのは3団体。7団体は反対、慎重の意向を表明し、分煙などによる現実的な対策を求めていました。この検討会は公開されていますから、傍聴された方々も様子は分かっていると思います」(検討会を取材したジャーナリスト)

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