国民民主党の失速が止まらない…“山尾志桜里騒動”で参院選は連合推薦候補も共倒れ危機
スターダムにのし上がったのも束の間。「売れない地下アイドル」を自任していた国民民主党の転落は早かった。玉木代表の不倫騒動と大甘処分で党勢に陰りが見える中、ダブル不倫疑惑を抱える山尾志桜里元衆院議員を玉木代表が参院選比例代表に擁立し、急転直下の取り消しでダメ押し。凋落は加速する一方だ。玉木代表の「個人商店」と揶揄されるゆえんのドタバタで失速に歯止めがかからない。
党との軋轢でのびのびになった出馬会見翌日、公認内定を取り消された山尾氏の怒りは超ド級だ。さらにその翌日、X(旧ツイッター)に「両院議員総会での公認取消決定について」と題したA42枚の声明を投稿。〈昨年来、玉木雄一郎代表より、国民民主党からの国政復帰のお誘いを頂戴していました〉と経緯を念押し。「愛知県内における私の政治活動に対する愛知県連所属国会議員からの強い懸念」などを理由として、公認発表を何度も先送りされた挙げ句、〈党の都合で排除〉されたとしてガバナンス不在の内幕をブチまけた。
「愛知県連所属議員は衆参両院合わせて5人。そのうち3人は衆院1期生ですから、山尾氏は広報委員長を務める伊藤孝恵参院議員を名指ししたも同然。伊藤氏はネット番組などで山尾氏に対する拒否感をあからさまにしていた」(国民民主関係者)