コメ高騰で「コメ太り」の皮肉 朝昼とも朝定食で節約のつもりが→ガッツリお代わり…に落とし穴

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「コメが高いって言われるから、お代わり無料なら食べなきゃ損って強迫観念に駆られる」とIT企業勤務の和也さん(39=仮名)は苦笑する。

 都内で外食ランチは、1000円超えも当たり前。和也さんは「節約のために、早朝に起きて牛丼チェーンの朝定食を食べるようになったんです」とこう明かす。

「とにかく安い。たとえば納豆定食が税込み430円で、ごはんのお代わりも無料。元を取ろうとガッツリお代わりするように。朝定食は午前11時までなので、早朝に食べて、午前11時前にもう1回、早めのランチで違うメニューの朝定食をガッツリ。計1000円ぐらいで朝昼分。お得感がありますよね」

 コメ高騰がニュースになるようになってから、むしろコメを食べる量が増えているんだとか。

「我ながらセコイ話ですけど。よく食べるから余計におなかが減りやすくなって、190円のハンバーガーを間食に……なんて生活をしていたら、太りますわな」と和也さんは腹を叩いた。

 コメ高騰でコメ太りとは笑い話みたいだが、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏は「格差社会を象徴しているような話ですね」とこう言う。

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