元大関・増位山志郎さん死去「人生は短い、好きなことをやるんだ」…常に新しいことに挑戦し続けた

公開日: 更新日:

 力士、歌手、画家、ちゃんこ店経営と、多彩な顔を持っていた元大関・増位山太志郎さんが15日、肝不全で亡くなった。76歳だった。

 2021年に日刊ゲンダイ連載「多芸多趣味は老い知らず」で自らの人生哲学を語った増位山さん。その言葉からは、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢が伝わってくる。増位山さんは目を輝かせながらこう話していた。

「僕は割と何でも興味を持つ方です。カメラに凝ったり、刀に凝ったり、骨董品を集めたり。これまでにいろんなペットも飼いました。人はとにかくいろんなことに興味を持つことがいいと思う。人生は短いからね。背伸びしなくてもいいからこれやってみたいなとか、好きだなということをやれる範囲でやってみる」

■親子二代大関の苦労と誇り

 父・先代増位山も大関として名を馳せた増位山さん。親子二代大関という偉業の裏には、父の厳しい指導があった。父への思いを問うと、静かに頷いた。

「親父の育て方は納得しています」

 力士になってからの父親は怒らなくなったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞