「妊娠中の不倫は時効でしょ」…って何それ!? “モラハラ不倫”息子をかばい続ける義母【身内のありえない発言】

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コクハク

頼れる存在のはずだった義母が…

 嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。ですが、実際はトラブルが発生しているもの。義母のありえない発言に衝撃を受けたというあゆみさん(30歳)に話を聞きました。 今回は「息子の不倫」時に放った一言です。


 義母との出会いは8年前。夫と付き合っている頃から親交があった義母。50代ながらエネルギッシュで趣味もあい、結婚してからも親交を深めていました。実母よりも仲が良かったと思います。

 そんな義母だったので、夫の不倫が発覚した時には義両親揃ってお説教に駆けつけてくれました。「次やったら勘当」との言葉も飛び出すほど、真剣に叱ってくれたんです。

 はじめての妊娠中に不倫され、メンタルがどん底に落ちていた私は、当時その姿にとても救われました。

 その後も義母は、私と二人になるタイミングを見計らっては「最近は(夫が)なんかやらかしてない?」「その後浮気はされてない?なんかあったら言いなよ」と気遣う言葉をかけてくれる頼もしい存在でした。

 しかし、それから数年。夫の不倫が原因でついに離婚話に。夫の不倫について、耳を疑う言葉を投げかけてきたのです。

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義母「妊娠中の不倫は時効でしょう」

 離婚話をすすめるなかで、時々煮え切らない態度も見せるようになってきた夫。「そっちがやり直すつもりがあるなら俺はそれでもいいけど?」とうわごとを言い出したりして話し合いが膠着していた時期に、義母がこんなことを言ってきたんです。

不倫っていっても5年も前のこと。妊娠中のことだし、あれは時効でしょう。考え直してみる気はないの?」

 そもそも、私の頭に夫との離婚がよぎるようになったのは妊娠中の不倫がきっかけ。だけど、「子どもが生まれたら変わるかな」「ひとりで育てていけるか不安」「嫌いになったわけじゃないし」と一度は再構築を選びました。

 しかも、義母の母である義祖母からも「うちのおじいさんも浮気性だったけど、子どもが生まれたら遊びが止んだ。あの子はうちのおじいさんに似てる。生まれたらきっと大丈夫」と言われ、完全にその気になって期待していたんですよね。

 そうやって辛い記憶とも向き合いながら夫婦としてやってきたけど限界が来て、ついに離婚の覚悟を決めたところに「不倫は時効」って。こちらはいまだに人生最大のトラウマなんですが…。

夫のモラハラには「忍耐が足りない」

 実は義両親に心配をかけるのも情けないよなぁと思って、不倫以外にも風俗通いやマッチングアプリの使用、モラハラや精神的DVについては義母に報告せず黙っていたんです。

“すでに時効を迎えた不倫”以外は自分の息子に非がないと思っている義母はさらに追い打ちをかけてきました。

「あなたが夫からいろいろ言われて嫌になっちゃっただけでしょ? 確かにあの子は言葉が強いかもしれないけど、夫婦喧嘩をすることもあるわよ」と。

 女性関係のだらしなさだけでも離婚事由としては充分。ですが、離婚を決めた理由はそれだけではないんです。

 夫は手こそ出さないものの、何かと心ない暴言を吐いてこちらを抑えつけたり、モノに当たったり、突然生活費を打ち切って圧をかけてくるなど、いわゆる“モラハラ”でした。地域のDV相談所でも、証拠を残しておけば離婚に有利に働くと言われるレベルだったんです。

 思い切って義母にその旨を伝えても真剣には取り合ってもらえず、ただ「私に忍耐が足りない」と見なされました。

おしどり夫婦には理解不能だったか

 子どもの感情も考えて、離婚するにもなるべく円満に……と頑張ってきたつもりでしたが、義母の中ではとにかく「うちの息子は悪くない」というスタンスで進んでいることがわかり、話したらちょっとくらい分かってくれるかも、なんて期待した自分が甘かったことに気づきました。

 穏やかな義父とはどこに行くにも一緒で、不倫などもちろんされたことがないおしどり夫婦の義母は、私たち夫婦のようないざこざは想像もつかない無縁の世界に生きていたのです。じゃあどうしてそんな二人の間に生まれ育った息子はこうなったんだ……というのはさておき。

 もはや「不倫は時効」と言われたことへのショックを通り越し、母親が自分の子どもを守るためなら盲目になるのはみんな一緒かあ、なんて妙に冷静に思ったのでした。

(くらげ/ライター)

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