著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「夜型」生活は認知機能の低下を招く? オランダの研究報告

公開日: 更新日:

 高齢化が進む先進諸国では、認知症患者の数も増加しています。現在、認知症を患う人は世界で5500万人に達していて、2050年までに1億3900万人に増加すると推計されています。

 認知症の発症要因は多岐にわたります。年齢や性別、遺伝的素因など、変更が困難な要因が55%を占める一方、残りの45%は生活習慣など、修正可能な要因だと言われています。近年、修正可能な要因として注目を集めているのが「クロノタイプ」です。

 クロノタイプとは、人の体内時計の特性を意味する概念で、朝に活動的になる人を「朝型」、夕方以降に活動的になる人を「夜型」などと呼びます。そのような中、クロノタイプと認知機能の関連性を検討した研究論文が、認知症予防の専門誌に2025年4月11日付で掲載されました。オランダで行われたこの研究では、40歳以上の2万3798人(中央値48.9歳)が対象となりました。研究参加者に対してアンケート調査を行い、クロノタイプに関する情報を収集し、認知機能との関連性が分析されています。なお、認知機能の度合いは0~175点で評価されました。

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