巨人はビジター22敗(12勝)極度な“内弁慶”の不吉…負のスパイラル突へ入待ったなし
15日のオリックス戦で3タテを食らった巨人は、貯金を全て吐き出し、16日現在セ・リーグ4位。交流戦は3勝7敗1分けで最下位に沈む。
阿部慎之助監督(46)は「我慢して待つ。もう一回リスタートのつもりで」と前を向くが、17日からは、ともに交流戦2位でパ首位の日本ハム、同3位の西武と好調2チームが相手だ。
主砲の岡本を故障で欠くなど、勝てない理由はいろいろあるが、「内弁慶」も大きな要因である。
今季はここまで、ホームゲームでは19勝9敗と貯金を稼ぐ一方で、ビジターでは12勝22敗2分けと大きく負け越し。ホームの平均得点が3.4なのに対し、ビジターでは2.6。平均失点はホーム2.6、ビジター3.5と、敵地でからっきしなのである。
さる球界関係者が「不吉ですね」とこう言った。
「2021年から3年連続V逸となった原前監督時代のビジターの成績をみると、21年が29勝32敗10分けで3位に終わり、22年は33勝37敗1分けで4位、23年は32勝40敗で再び4位に終わっている。ビジターで勝てないと、選手から『球場が自由に使えないし、練習時間が限られるから調子が落ちる』といった弱音が出るなど、負のスパイラルに入り込んでしまうケースが多いのです」